2015年に2ヶ月ほど仕事でイスタンブール(の端っこ)に滞在してから、今でもトルコが好きである。
人々は親切だし、料理はおいしいし、当時はトルコに移住してもいいなと考えたものだ。
なので今でも時々トルコに関するものを集めたりしているのだが、今回は先日購入したナウルハンのイーネオヤについて紹介したい。
イーネオヤとは?
イーネオヤは、トルコ語で「針のレース」という意味だ。
その名の通り、一本の針と糸だけで、信じられないほど細かく、そして立体的に編み上げられた装飾品である。
主にスカーフの縁飾りとして用いられ、その技術と美しさから、トルコの女性たちの間で代々受け継がれてきた伝統工芸品だ。
特にナウルハン地方のイーネオヤは、その繊細さとデザインの美しさで知られている。
まるで小さな花束のようなモチーフや、自然の風景を切り取ったようなデザインは、一つ一つが芸術品と言ってよいと思う。
観ているだけで楽しい
今回購入したイーネオヤは、地元で作られたシルク糸が使用されており、それだけでも年代の古さが分かるものだ。
ピンクと水色のシルク糸で丁寧に花びらを編みつつ、周りにピンクの小さな花が咲いているように配置されているので、立体的でいきいきとしたデザインになっている。

これを手作業で編んでいくのは大変だろうなー、というありきたりな感想をもってしまったが、実際に見ると同じように思う人ばかりだと思う。
観察するだけで楽しい時間が過ごせるので、機会があれば少しずつ増やしていく予定だ。
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